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日経PC21

今さら聞けない!?ドメイン再入門
メールもブログも「自分仕様」に

ネットの不満を解消する、ドメイン最新活用術

 ドメインとは、URLやメールアドレスの中の「△△△.jp」や「△△△.com」などの部分。通常はブログやメールのサービス事業者の名前が入ったものが提供されるが、気に入らなかったら、我慢して使い続ける必要はない。多くの事業者では、ユーザーが希望するオリジナルのドメインへ変更できるオプションを提供している。これを活用しない手はない。

ネットに不便を感じたら独自ドメインを試してみよう

 たとえば、プロバイダーやフリーメールなどのメールアドレス(図1)。覚えにくい、複雑で長いアドレスに不満を持っている人はドメインを取得してみよう。「@」の前も後ろも、自分の好きな言葉に置き換えてスッキリできる。
 自営業者をはじめ、自分のホームページやブログをビジネスに活用している人なら、屋号などでドメインを取得すると、顧客からの印象が良くなるはずだ(図2)。
 社会人サークルなど、趣味の仲間とネットを活用しているなら、団体でドメインを取るのもおすすめ(図3)。メンバーのメールアドレスを同じドメインで統一すれば、仲間との連帯感が増すだろう。

case01 メアドがとにかく長い!
アドレスが複雑で誰も覚えてくれない
図1 希望通りのアドレスが取得できず、不満を抱えたままメールを使っている人は多い。ドメインを活用すれば、好きな言葉を使え「@」の前も後ろもスッキリと短くできる
case02 URL が素人っぽい!
プロバイダーのURL だとプロに見えない
図2 ビジネスでは、URL が自分の印象を左右してしまうこともある。名刺を相手に渡したり、検索サイトで表示されたときのことを考えて、URLを再考してみよう
case03 趣味の仲間と使いたい!
サークル専用のURL・メアドにできたら…
図3 サークルでドメインを取得し、共通のメールアドレスを皆で使ってみるのもおもしろい。仲間同士のコミュニケーションも活発になるだろう

 ドメインの取得は一見難しそうだが簡単そのもの(図4)。たとえば「△△△.jp」なら、わずか15分ほどで、しかも年額数千円程度、月額換算でわずか数百円という料金で登録できる。もし、現在利用しているブログやメールの事業者が対応していない場合でも、わざわざ業者を変える必要はない。ドメイン登録事業者でドメインだけを取得し、自分のブログへ転送してもらう、URL転送サービスを使えば大丈夫だ(図5)。
 一度取得したドメインは、ホームページの引っ越しをしても、この転送サービスを設定するだけで引き続き使用できる。お気に入りのURLやメールアドレスを取得し、一生使い続けられる。それもドメイン活用の大きな魅力の一つなのだ。

登録はネットで15分。個人でも手軽に取得できる!
(1)希望のドメインが空いているか確認 (2)そのままネットで登録を申請 (3)登録完了後、数日で使えるように
図4 ドメインの登録を受け付けている事業者は複数あるが、申し込み方法はどこもだいたい同じ。一見難しそうだが拍子抜けするほど簡単だし、料金もリーズナブルだ
プロバイダーが対応していなければ「URL転送サービス」で
図5 URLの転送サービスを提供している事業者も多い。取得したドメインへのアクセスがあると、指定したブログなどへ自動的に転送してくれる
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