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宣伝会議

Webサイト・メールのアドレスに
「都道府県名」
地域に根差した企業姿勢を伝える

――“地域発”の利用法のほか、全国で事業を展開する企業が地域に“入っていく”際の活用もできると思いますが。
 当社も全国に支店があり、エリアマーケティングは重要なテーマです。各支店から独自にWebサイトを開設し、情報を発信していきたいといった声もあがってはくるのですが、熱意ある担当者が異動になると継続できないなど、運用上の課題もありました。
 とはいえ住宅の場合、プレハブ住宅販売のシェアは大手メーカーすべて合わせても2割に満たない。各支社で地域の工務店が競合となりますし、その点から地域の方たちに親近感を抱いてもらう企業コミュニケーションは必要だと感じています。
 「都道府県型JPドメイン名」を取得すれば、Webサイトのアドレスやメールのアドレスに「〈都道府県名〉.jp」が使えます。メールアドレスは名刺やチラシを始め、お客さまに目にしていただく機会が多いものに記載すれば、地域に根差した企業姿勢をさりげなくアピールすることができそうですね。メーカーと販売会社が異なる自動車業界などでは特に活用ができるのではないでしょうか。
 地域発、地域に入り込む場合ともにアナログな部分でどう活用できるか、という視点があると、このドメイン名をコミュニケーションツールの一つとして使えるのではないかと思います。

宣伝会議 2012年7月15日号 掲載
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