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Web Designing

クライアントに最適なドメイン名を提案しよう!
Web制作者が知っておきたい

“ドメイン名の選び方”ガイド

Guide 03 ドメイン名で信頼感を出すなら、国内事業者がサービスを提供し、登録要件がある「.jp」がおすすめ!

では、もっとも信頼感を獲得する既存TLDが何か。それは「.jp」である。「.jp」は、日本国内に住所がある法人・個人に限り登録が認められている。国内の組織が管理して、国内の事業者がサービス提供しているので安心して利用できるTLDだ。仮に、トラブルに見舞われても日本語のサポートが受けられ、フィッシングサイトなどに悪用されている場合にも迅速に対応している。こうした信頼感は、過去にセキュリティ大手のマカフィー社が発表していたランキングで、「.jp」が二年連続で「世界一安全」という評価となってあらわれている。

現在は137万以上の登録数を誇り、下のグラフを見ても一目瞭然で年々着実に増加している。

「.jp」の登録数の総合計を表したグラフ。毎年堅調に登録数が伸びつづけている。2014年7月時点で137万件以上の登録数を誇ることからも、さまざまなユーザーが日本のドメイン名として「.jp」を選んでいることがわかる
出典:JPドメイン名の登録数
「JPドメイン名の登録数(累計)の推移」より(JPRS調べ)
http://jprs.jp/about/stats/domains/index.html

Guide 04 「.jp」には、3種類が存在。
組織の区分やサイトの目的にあわせて、
最適なJPドメインを選ぼう。

JPドメインには3種類が用意されているのも嬉しい。法人、個人といった組織の区分や、サイトの目的に応じて3種類の中から選ぶことができる。もちろん、そのどれもが「日本国内に住所を持つこと」が登録要件のため、「所在のはっきりした日本のサイト」であることを明確にできるものばかりだ。

汎用JPドメイン名 / △△△.jp / 対象:法人、個人問わず,特長:複数登録OK、日本語使用OK
「.jp」の持つ信頼感を持ちながら自由度が高い。文字数を少なくして、プロモーションサイトやブランディングサイトなどに活用できる。また、「http://マイナビ.jp/」のように、日本語を使ったわかりやすい、覚えやすいドメイン名にすることも可能。
都道府県型JPドメイン名 / △△△.都道府県名.jp、example.tokyo.jp、ドメイン名例.hokkaido.jpなど / 対象:法人、個人問わず,特長:47都道府県どれでも登録OK、複数登録OK、日本語使用OK
各地域の観光や公共施設、通信販売(物産品)、イベントなどのサイトに使用すれば、「特定の地域発/向けのWebサイト」というイメージ付けが可能に。2012年11月に新設。「.jp」の信頼性を保ちながら、縁やゆかりのある地域とのつながりをアピールしたい法人、個人ユーザーにおすすめ。
属性型JPドメイン名 / △△△.co.jp など / 対象:「co.jp」=企業、「or.jp」=各種法人、「ac.jp」=大学ほか,特長:1組織1ドメイン名
組織の種別ごとにドメインが決まっている。組織とドメイン名が1対1で結びついているので、「co.jp」であれば「日本の企業」だと一目でわかるように、抜群の信頼性を誇る。上場企業の約97%が「co.jp」を使用。co.jp、or.jp、ac.jpなどには、組織設立の6カ月前から登録できる(仮登録)制度もある。

※詳しくは、こちら

Check 02 JPRSとはどういう会社?

JPRS Japan Registry Services

(株)日本レジストリサービス(JPRS)は、ドメイン名の登録管理と、ドメインネームシステム(DNS)の運用を通して、インターネットの基盤を24時間365日支えている会社。日本に割り当てられたTLDである「.jp」の登録管理を行っている。
(株)日本レジストリサービス http://jprs.co.jp/

Web Designing 2015年7月号 掲載
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