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日経PC21

今さら聞けない!?ドメイン再入門
メールもブログも「自分仕様」に

ネットの不満を解消する、ドメイン最新活用術

「日本ならでは」JPドメインの魅力とは?

 日本の著名なサイトや企業の大半は「△△△.jp」「△△△.co.jp」など、末尾が「.jp」のドメインを使用している。これら「JPドメイン」はJPRS(日本レジストリサービス)という日本企業が一元管理している(図6)。
 一方、「.com」や「.net」など「.jp」以外のドメインは、すべて海外の企業が管理。ドメイン名の登録管理会社と直接連絡を取り合うときには、日本語以外の言葉が必要になることもある。その点、JPドメインなら最後まで日本語でやり取りでき、万一のトラブルにも安心なのだ。
 また、JPドメインを取得できるのは、日本に住所がある個人および組織のみ。これも安心感を生んでいる。事実、国別ドメインの中ではJPドメインが世界一安全だという調査結果もある(図7)。
 さらに、JPドメインは「日本語.jp」のようにURLに日本語を使用できる「日本語ドメイン」も取得できる(図8)。漢字やひらがな、カタカナのドメインは覚えやすく、人にも伝えやすい。
 JPドメインに対応した事業者はJPRSのホームページで確認できる。ネットをさらに使い倒すために、ぜひ活用してみよう。

ところで、JPドメインって何?
△△△.jp…誰でもOK! △△△.co.jp…団体のみ △△△.or.jp…企業のみ(日本に住所がある個人・組織の場合)
図6 「△△△.jp」は「汎用JPドメイン」と呼ばれ、日本に住所があれば誰でもいくつでも登録可能。「△△△.co.jp」「△△△.or.jp」は1組織につき1つまでしか登録できない
JPドメインのメリットは?
世界一安全な国別ドメイン
図7 JPドメインは国別ドメインの中でもっとも詐欺サイトなどに遭うリスクが小さい
日本語ドメインなら目立つ!
図8 日本語がそのまま使用でき、「.(ドット)」を「。(句点)」にするなど、URLをすべて全角で入力しても正常にアクセスできる
日経PC21 2010年9月号 掲載
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